昭和16年12月8日、日本は米英両国に対して宣戦を布告した。その際、昭和天皇が国民に示したのがこの開戦の詔書である。有名な「今や不幸にして米英両国と釁端(きんたん)を開くに至る、洵に巳むを得ざるものあり。豈(あに)朕が志ならむや」を再読し、当時の我が国の置かれた苦しい状況を思い起こそうではありませんか。