この本で紹介するのは、自分の手のうちはさらさずに、相手の本心だけを一方的に探り出すための心理テクニック。このテクニックを操れば、初対面の相手でも一瞬で心理的に優位に立ち、人間関係を制することができる。
「無知を装って質問し、相手をいい気にさせてしゃべらせる」「わざと間違った発言をして、相手の真意や秘密をしゃべらせる」「重大な機密事項(に見える情報)を流して恩を売る」「相手に心底同意しているふりをして、口を軽くさせる」「ネコ好きかどうか聞いて、相手の本質を見抜く」「“禁止”されると破りたくなる心理を利用する」「秘密をちらつかせて相手の情報を引き出す」「“もし~だったら”と話せば相手の口は軽くなる」「ツッコミを入れさせて会話を盛り上げ、相手をうまく誘導する」「注文の多い人物になって弱みをつかませない」……など、選りすぐりのテクニックが満載。
ビジネスや人間関係を制するには、「いい人」や「お人よし」になってはいけない。「うまく立ち回ること」を軽視してはいけない。「したたかさ」や「狡猾さ」を持ち合わせていなければ、この時代は生き残れない。心理学者、内藤誼人が教える人間心理を逆手にとった「禁断の話術」「裏の技法」で相手を思うままに操れる。
■著者略歴
内藤誼人(ないとう・よしひと)
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。心理研究家。専門は説得コミュニケーション。著書に『思いどおりに人間関係を操る黒マナー・裏ルール』『人は「暗示」で9割動く!』など多数。
※本書は、ダイヤモンド社発行の『悪魔の対話術』(2004年10月発行)の電子書籍版です。