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[短編小説] Summer Vacation Story (v. 1.0)
Разработано DROID BANK
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■作品冒頭
アサコさんは、当時高校生の俺から見てかなり新鮮な存在だった。
高校入学してすぐ始めたバイト先――四月七日生まれを少し喜んだ記憶がある――の先輩だった。
家から自転車で十五分程のところにあるそのコンビニをバイト先にわざわざ選んだのに、大した理由はない。もし辞めた時近所のコンビニは行き辛くなって不便だろう、程度の理由で、わざわざ離れたところにしただけに過ぎない。
バイトを始めたのも、単にもっと小遣いが欲しかったからだ。
高校生のそんな浅はかな考えをお見通しだったに違いないオーナーは、自分の手で新人研修する手間を避け、先輩バイトにその役割を任じた。
それが、アサコさんである。
■著者
柊クイチ
フリーライター。現在の主な仕事履歴はスマートフォンアプリのレビューなど。本をこよなく愛す。 ブログ:たそがれどきのスナフキン(http://d.hatena.ne.jp/Kuichi/)
■表紙、アイコンデザイン
codma
■編集配信
佐藤俊幸
http://androidnavi.net
※Androbookを利用してアプリ化されています。
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