[短編小説] 緑蔭をわたる調べは君と舞う (v. 1.0) Разработано MIRAGE-WAVE |
感性は記憶を、意志を、超越する
人は何故音を知り、それに酔いしれる事ができるのか
■あらすじ
国境がその意味を失う目前の時代。若きピアニスト飯田敦信は憂鬱な日々を送っていた。
トッププロへの道は絶たれ、ただ成り行き任せに執った教鞭。目標を失い流されるように過す日々の中で、強烈なまでの劣等感だけが自らを苛む。
「一流でない」
その自覚と嫌悪は自らの芸術的感性を卑下させるのと同時に、亡国と化した故郷日本と「日本人である」自分を否定させようとする歪なコンプレックスでさえあった。
ある夏の日。
恩師から1通のメールを受け取った飯田はその奇妙な文面に眉を潜める。
「ある少女に音楽を理解させること」
だがその少女との出会いは、彼を芸術の原点へと立ち返らせる「驚くべき人生の楽典」の始まりに過ぎなかった。
■著者
城井隆京
MIRAGE-WAVE代表兼お使い係。長くて軽い。本が好き。
いつもお腹を空かせている。
■表紙デザイン
中村ろっこ
MIRAGE-WAVEの紅一点イラストレーター。小さくて眠い。絵が好き。
寝坊しない日はない。
■編集配信
MIRAGE-WAVE
http://irodori.kir.jp/
※Androbookを利用してアプリ化してあります。
ビューワがインストールされていない場合、自動的にダウンロード画面が立ち上がります。
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