「本書は東日本大震災の直前に書かれた提言だが、内容は恐ろしいほど震災後に呼応する。(中略)
試しにアタマの中の日本地図を百八十度回転させてみる。すると、確かにウラがオモテにひっくり返る。無駄の象徴だった地方空港や再開発、凋落(ちょうらく)の著しい大阪もポジティブに蘇(よみがえ)るよう。この視点は、東日本の復興にもぜひ取り入れるべきだ。」──朝日新聞「書評」より
・「ウエストコースト・ジャパン」の出現とは?
・輸出産業としての「日本農業」構想とは?
・日本を救う「商都大阪」の復活策とは?
・「霞が関改革」の秘策とは?
・特別対談「関西広域連合は、疲弊する関西の風になるのか」(沼田憲男×倉田薫・池田市長)
日本海側に身をおくと見えてくる、人口9000万人で幸福になれる国づくり。
「少子高齢化」なんてこわくない!
【著者】
沼田 憲男(ぬまた のりお)
沼田事務所代表・提言家・オピニオニスト
1947年東京生まれ。71年早稲田大学第一政治経済学部卒業後、日本経済新聞社入社。91年より第三次臨時行政改革推進審議会会長秘書に2年間出向。94年日経新聞退社後、自称「大陸浪人」として単身中国大陸に渡る。以降日中間の種々のビジネスの橋渡しをつとめると同時に、両国間で様々な提言活動を行ない、実行してきている。2002年、「母なる河を守る植林活動」協力で中国共産主義青年団中央委員会より表彰された。2007年より、京都丹後地方を拠点に自ら情報通信、農業を中心とした地域再生に取り組みながら、日本海の向こうとこちらを見据えた日本の将来像を構想し、活動中である。