• IFRSは、あなたの会社の「身売り価格」を計算するもの
• IFRSを個別財務諸表にまで適用するのは日本だけ
IFRSが目指しているのは、企業の即時精算価値(買収価格)を計算する会計です。
国際会計基準の当否・採否を巡って世界が混迷を深めている今、タイムリーに「国際会計基準」を巡る数多くの問題点や疑問点を指摘、提言。
会計学には、もともと、簿記や会計には「ダブル・チェック」「クロス・チェック」のシステムがビルトインされているはずなのに、最近の日本の会計や監査が「単眼思考」「シングル・チェック」になってきたことに警鐘を鳴らしたいという著者の想いが、本書には込められています。
第1章 アメリカの国際会計戦略
第2章 アメリカで暴走する「時価会計」
第3章 アメリカはなぜ会計規制に失敗したのか
第4章 会計基準は誰が決めるのか(1)——官から民へ
第5章 会計基準は誰が決めるのか(2)——国際会計基準
第6章 会計基準は誰が決めるのか(3)——IFRSの法的拘束力
第7章 日本の国益と産業を左右する国際会計基準——リース産業の場合
第8章 会計基準はストライクゾーンか
第9章 世界の流れは「連単分離」——なぜ日本だけIFRSを個別財務諸表に適用するのか
第10章 なぜ、当期純利益を廃止するのか——物づくりで稼げなくなった英米の「利益ねん出法」
第11章 会計の役割は変わったのか——IFRSの清算価値会計
第12章 IFRSの翻訳は世界統一できるのか——翻訳におけるダイバージェンス
第13章 国際標準は何のためにあるのか
第14章 単眼思考になった日本の会計
第15章 会計不正から何を学んだか
第16章 「会計の常識」と「しろうと分かり」
第17章 会計「雑感」「雑念」 ——モデルはアメリカにあり
第18章 経済も会計もナショナリズムで動く
第19章 公認会計士は、本当に足りないのか?
第20章 原価の情報力と時価の情報力
第21章 会計資格の多様化を図る——会計の社会的インフラを強化しよう
第22章 利益は発生するか(1)——発生主義と実現主義の誤解
第23章 利益は発生するか(2)——「毛虫」と「蝶々」は同数か
第24章 利益は発生するか(3)——利益はフローか、ストックか
第25章 監査役の役回り——経営者の良き理解者
第26章 稼ぐ税理士になる(1)——税理士業界の現状と近未来
第27章 稼ぐ税理士になる(2)——業界全体のパイを大きくしよう
第28章 稼ぐ税理士になる(3)——税理士によるコンサルの現状と近未来
第29章 税理士制度の改革を
第30章「複眼思考」を経営と会計に活かす
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公式サイト:http://www.zeikei.co.jp
発売元:株式会社税務経理協会
[著者略歴]
田中 弘
神奈川大学教授。博士(商学)(早稲田大学)。1943年札幌に生まれる。早稲田大学商学部を卒業後、同大学大学院で会計学を学ぶ。博士課程を修了後、愛知学院大学商学部講師・助教授・教授。1993年より神奈川大学経済学部教授。1993年より神奈川大学経済学部教授。2000年‐2001年ロンドン大学(LSE)客員教授。公認会計士2次試験委員、大蔵省保険経理フォローアップ研究会座長、郵政省簡易保険経理研究会座長、大蔵省保険審議会法制懇談会委員などを歴任。
※本製品は、株式会社税務経理協会発行の『複眼思考の会計学』のAndroidアプリ版です。
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